チョウチョウウオ
スズキ目
蝶々夫人
まさに百花繚乱。チョウチョウウオのコスチュームはド派手である。主な生息地はサンゴ礁。カラフルな動植物が暮らす海の楽園である。あの派手やかさは、実は擬態であった。地味ではかえって目立ってしまうというわけだ。チョウチョウウオは観賞魚の中でも鮮やかさ、多彩さでは群を抜いている。世の中の憂さを忘れたいなら、チョウチョウウオを観るに限る。いっそ、チョウチョウウオになってみるのもいいかもしれない。
チョウチョウウオとは実は総称で、このグループにはたくさんの仲間たちがいる。各種には固有の色柄があり、どれもが派手で鮮やかだ。青魚として一括りにされがちなトビウオにはあまりに遠い存在。と思いきや、実は意外に近い存在であった。太平洋近海でも観ることができる身近な観賞魚でもある。トビウオも眺めては、世の中の憂さを忘れているかも。(多分に空想を含んでいます。)