シオマネキ
カニ目
シオマネキン
誰が付けたか「シオマネキ」短歌の枕詞のような美しい響き。ハサミで潮を招くのは結構だが、片方のハサミがあまりに大きすぎるので、なんともコミカルなルックスになってしまった。カニにも利き腕があるようで、利き腕のハサミが大きくなるらしい。写真で見る限り、断然右利きが多い。カニの世界もサウスポーは少ないようだ。
右利きと左利きの割合は半々でも良さそうなものだが、偏る理由がありそうだ。大きくなるのはオスだけらしい。つまり、右利きの方がメスにモテるから! それにしても度が過ぎる大きさとアンバランス。「俺が俺が」と競争を重ねた結果なのだろう。誰かが言ってあげるべきだったと思う。「大き過ぎてカッコ悪い」。 ところで、トビウオにも利きビレはあるのだろうか。右旋回の得意なトビウオっていそうな気がしてきた。 (多分に空想を含んでいます。カニはサカナではありませんが、この図鑑は水性生物を含んでいます。)