ウミウシ
後鰓目
ウーミン
困った時は、専門家に任せよう。しかし、ウミウシは専門家泣かせの厄介な動物である。今だに分類が定まらないらしい。元々は巻き貝の仲間で、貝殻が退化したと考えられている。ウシの角のような触覚を持っていることから、ウミウシ(海牛)という総称で呼ばれているのだ。巷では分類よりも人気の方が先行してしまった。カラフルでキュート、不思議で奇怪。人気の秘密はこの多種多様さ。とりあえず、一連のグループして扱われている。図鑑に「とりあえず」はふさわしくないが、とりあえず、ウミウシは専門家に任せよう。
超かわいいと評判のウミウシは、飼育セットが売られるまでになってしまった。ただし飼育は難しく、特に餌の選定には苦労するらしい。虹色に輝くウミウシ・ワールドを作るには、相当の技術と覚悟が要るのである。飼育の難しさはトビウオも同じ。未だ水族館でトビウオの姿を見たことがないのはなぜ?それもそのはず、水槽から飛び出して、海に帰っちまったとさ。お後がよろしいようで。(多分に空想を含んでいます。)