ミノカサゴ
カサゴ目
カサミノ
その昔、道中の旅人が身に付けた蓑と笠が、ミノカサゴの名前の由来。それにしてもカラフルな蓑と笠だ。「美しいものには毒がある」。ミノカサゴは背ビレに猛毒を持っている。水族館で観るその姿にウットリ。すでに毒を盛られたらしい。
異常に発達した胸ビレは、ミノカサゴとトビウオの共通点。かたや誘惑の手招き、かたや高性能の翼として、まさに胸ビレは彼らのステイタスシンボルになった。もし胸ビレが普通だったなら、ミノカサゴはキンキ、トビウオはサンマだったかもしれない。美味しそう。なるほど、胸ビレは食べられないための武器になったのかもしれない。(多分に空想を含んでいます)