イカ
十腕形上目
イカニモ
イカの仲間は、小さなホタルイカから巨大なダイオウイカまで、サイズの振り幅が尋常ではない。中には相当な変わり者がいるだろうと半ば期待していたが、10本足に、三角形の胴体、みな基本形に忠実だ。ホタルイカをどんどん拡大していくとダイオウイカになる。おおむね、イカはイカなのである。日本は世界一のイカの消費国。世界のイカの半分を食べている。もはや「イカ様」なのである。あっ!これはイカン。誤解を招く発言でした。
日干しにしたトビウオは、アゴ出汁の名で知られている。一方、イカの日干しは種を問わず、スルメと呼ばれ、お酒のつまみの国民的大定番になっている。これではスルメイカびいきだと、他のイカ達には不満もあろうが、スルメはイカファミリーの人気の一端を担っている。居酒屋のメニューでよく見る「アタリメ」は、実はスルメのこと。縁起が良くないからと「当タリメ」になった。すでに江戸時代に使われていたらしい。粋な計らいだね。イカした奴もいたもんだ。(多分に空想を含んでいます。)