ウナギ
ウナギ目
ウナジュウ
店先からこの匂いが漂ってきたら、もう平常心が保てない。急いで記念日を探そう。何かしら記念日を探し当てたら、今日はウナギにたどり着ける。ウナギの焼ける香ばしい匂いに、心奪われる人は少なくないはずだ。そのウナギが姿を消す日が来るかもしれない。代表種であるニホンウナギが絶滅の危機に瀕している。養殖ウナギでもいいや、なんて髙を括っている場合じゃありませんよ。その養殖すら危ういらしい。我が家のアニバーサリーの危機でもある。
ウナギは降河回遊魚と呼ばれる。海で生まれ、川に上り、産卵のために海に戻っていく。何でそんな面倒な人生を選んだの。ウナギは人智が及ばない謎の生態を持った魚なのである。養殖もかなり難しい。現時点では天然の幼魚を育てる方法しかないらしい。そう言えば、トビウオの養殖も聞いたことがないが、容易に想像が付く。トビウオは囲いを超えて飛んで行っちゃうし、天井を付ければ、ぶつかって目を回す。養殖どころの話ではない。(多分に空想を含んでいます。)